第21回レジデントフォーラムを終えて

 10月1日、爆弾低気圧が接近し、風雨の激しい中、会場を埋め尽くすほどの研修医・指導医が集結し、第21回レジデントフォーラムが秋田キャッスルホテルで開催された。今回は趣向を変えて講演2題であり、まず当院代謝内科部長の後藤先生から、スライディングスケールに依存しない血糖管理についてと今後の展望について、教えていただいた。次に宮崎大学医学部地域医療・総合診療医学講座教授吉村先生による、総合診療医(家庭医)の役割についての講演があり、家庭医のエビデンス、勉強・教育方法などを講演していただいた。現行の研修医制度では地域医療研修が必須である一方、必要とされる知識や業務が幅広く敷居の高い印象を受ける地域医療だが、1症例から学ぶという研修時代に培う方法での勉強が大事という言葉をいただき、研修医一同モチベーションが更に高まった。なお質疑応答では当院研修医からの質問が最多であり、さすが秋田赤十字病院という会であったように思う。

(三浦 隆徳 記)

第21回レジデントフォーラムを終えて

 

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