教育研修推進室

 当院職員の教育や研修を行なう中枢が教育研修推進室で、臨床研修センターと職員研修委員会という二つの大きな部門で構成されています。

臨床研修センター

 臨床研修センターは、臨床研修管理委員会の規定に基づいて設置されています。センター長は、臨床研修管理委員会委員長に指名され、臨床研修センターの構成員である医師は研修センター長に指名されます。さらに3名の担当事務職員がいます。センターは臨床研修に関する種々の業務を円滑に推進し、研修医の生活を支援する重要な役割を担っています。具体的な活動としては、

  1. 研修プログラムの立案および実施
  2. 研修医発表会、臨床病理検討会(CPC)、勉強会、各種カンファランスなど、病院内外で開催される研修医を対象とした会の企画と運営
  3. 研修状況の把握
  4. 研修医の評価(指導医や指導者による研修医の評価に基づく)
  5. 研修医のリクルート活動
  6. ホームページやガイドブックなどによる広報活動

などがあります。さらに研修体制や研修環境の整備、また、指導医のスキルアップや育成など、指導する側の牽引役も担っています。そして、臨床研修のレベル向上を目的として、研修医主導による「研修医しゃべり場」を定期的に開催し、研修医の声や要望を最大限に尊重しています。なお、当院はNPO法人卒後臨床研修評価機構の認定施設です。

職員研修委員会

 全職員各職種の研修の企画、運営、実施、評価などを行なっています。

 研修の内容は、医療安全、院内感染対策、救護・救急処置、放射線安全、防災・災害対策、倫理、接遇、こころのケア・メンタルサポート、DPC・医事、護身術、など多岐にわたっています。その中で医療安全では、インシデントレポートの事例をもとにした注意喚起や総括、留置カテーテルやドレーンチューブの取り扱い、手洗いなどの基本手技など、院内感染対策では、インフルエンザや結核などの感染症の最新情報など、より多くの職員に周知するように、重要なことは繰り返し取り上げています。

 このような職員研修の充実が、時宜を得た様々な話題を職員が共有することで医療の質を高めるとともに、各職域の相互理解にも大いに貢献しています。

 医療には勉強が必須です。教育研修推進室は、職員が学び続けるためにあらゆる支援を行なっています。