がん患者コミュニティサロン開催報告(R7.12.9)

病院から 2025年12月12日

 がんの体験者2名と院内職員3人が参加しました。管理栄養士より「がんと食事のウソ、ほんとう」というテーマの講義がありました。食事についての情報はあふれており誤った情報も少なくありません。日本人を対象とした研究結果に基づく「日本人のためのがん予防法(5+1)」が紹介されました。がんだから特別な食事をするのではなく、日頃からバランスの良い食事を心がけることが大切だと学びました。

 フリートークでは、抗がん剤治療中の味覚障害についての体験が共有されました。魚が苦手になり、魚だけでなく魚の出汁も受け付けなくなったというお話です。味覚障害の程度には個人差があるため、それぞれに合った工夫が必要だなと感じました。また、「治療中の方にどんな声をかければよいか」という質問もあり、必ずしも声をかける必要はなく、話を聴くことが支えになるとお伝えしました。専門的な相談が必要な場合は、がん相談支援センターや医療者への相談をおすすめします。

 次回は3月10日、アピアランスケアをテーマに開催予定です。ぜひご参加ください。
 寒さが厳しい季節、皆さまお体を大切にお過ごしください。