臨床工学技士
概要
臨床工学技士(clinical Engineer)は、医師や看護師とともに最前線で患者さんのいのちを支える医療専門職です。当院には16名の臨床工学技士が在籍し、医師の指示のもと生命維持管理装置の操作と院内のさまざまな医療機器がいつでも安全に動くための保守点検を担っています。また、多職種への研修会を開催するなど日々進歩し続ける医療機器と医療スタッフとの距離を縮めるべく努めています。
具体的な仕事内容
- 血液浄化療法業務(血液透析、血漿交換療法、直接血液灌流、持続的緩徐式血液濾過法など)
- 循環器関連業務(心臓カテーテル検査・治療、心臓ペースメーカー、補助循環装置など)
- 脳血管関連業務(脳血管造影検査、脳血管内カテーテル治療など)
- ME機器管理業務(輸液・シリンジポンプ、人工呼吸器、心電図モニター、除細動器など)
- 手術室業務(麻酔器・電気メス等点検、スコープオペレーター、運動誘発電位モニタリングなど)
- 高気圧酸素療法業務(秋田県内唯一の高気圧酸素療法施設)
ME機器管理業務、手術室業務、高気圧酸素療法業務を共通業務としローテーションで業務を行っています。
一日の仕事の流れ
例)透析業務
| 08:30 | 始業・透析準備:電子カルテ等で患者情報収集、透析回路プライミング、装置点検 |
|---|---|
| 09:15 | 透析開始:看護師と共に穿刺し透析を開始 |
| 11:00 | カンファレンス:看護師と臨床工学技士で透析記録をもとに情報を共有する |
| 13:30 | 透析終了:順次返血操作を行い、透析治療を終了する |
| 16:00 | カンファレンス:看護師と臨床工学技士で治療を振り返り、次回の治療やケアについて話し合う |
| 17:00 | 終業 |
例)心臓カテーテル検査・治療業務
| 08:30 | 始業:人工呼吸器使用中点検 |
|---|---|
| 09:30 | 治療準備:電子カルテ等で患者情報収集、ポリグラフ・心カテ台帳入力 |
| 10:30 | 機器管理業務:各種ME機器の保守点検を行う |
| 13:30 | 検査・治療開始:ポリグラフ操作・デバイス準備(外回り業務)、清潔介助業務 |
| 16:00 | 検査・治療終了:心カテ台帳記録 |
| 17:00 | 終業 |
教育・研修
新人教育における取組
- 新人教育においてクリアすべき目標をチェックリスト化し、プリセプターによるマンツーマン指導を行っています。
キャリアアップ・専門性向上の支援
- 各種学会の専門・認定資格の取得を推奨しています。
- 各種学会での研究発表を先輩技士が補助し後押ししてくれます。
- 各種技士会活動への積極的な参加を促し、他院の技士との交流や最新の知見に触れることで自己研鑽の意欲を養います。
こんな人を求めています
人物像
チーム医療に不可欠な「コミュニケーション能力」と「協調性」
病院の中では医師、看護師、その他の医療スタッフと常に連携し業務を行っています。多職種の視点に立った「聴く力」と「伝える力」が重要になってきます。
仕事への姿勢
「柔軟性」と「探求心」
医療技術や医療機器は常に進化しており、過去の経験に固執せず新しいシステムや運用に柔軟に順応することが大事になります。また、日常業務に問題意識を持ち自発的に業務改善に取り組む意識が求められます。