OBOG座談会

テーマ「初期臨床研修を振り返って~当院で活躍する修了生たち~」

座談会メンバー紹介

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新生児科副部長 太田 翔三先生

2008年卒。「自分は不良研修医でしたが、しくじり先生的に指導しています!」

 

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呼吸器外科副部長 齋藤 芳太郎先生

2008年秋田大学卒。太田先生と同期。二年間の秋田日赤での研修を経て外科後期研修を県内病院で積む。外科専門医、呼吸器外科専門医ならびに学位を取得し、現在呼吸器外科副部長として勤務。手術中にコルセットが離せない腰痛持ちで二児の父。仕事はなるべく効率的に終わらせて勤務時間内に帰るのが信条。

 

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第一消化器外科副部長 小棚木 圭先生

2009年卒。医師の仕事は大変ですが毎日頑張っています。

 

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第一消化器内科副部長 山中 有美子先生

2013年卒。初期研修から秋田赤十字病院に入職し、消化器内科 肝胆膵チームに所属して8年目になります。男子2人を育てつつ、周りの先生方に助けていただきながら働いています。
 

01 秋田赤十字病院に決めた理由

太田先生:大学卒業の時点で、小児科周産期領域で働きたいと思っていたので、NICUのある総合周産期母子医療センターで自分の将来像を間近で感じながら研修をしたいと思っていました。その環境が整っている秋田赤十字病院を選びました。迷いはなかったです(笑)。

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齋藤先生:その当時は、初期臨床研修制度が始まったばかりで、既に医局へ入局している医師が多かった時代でした。私は秋田赤十字病院呼吸器外科を開設すると聞き、興味をもちました。そのタイミングで、お世話になった先生が、秋田赤十字病院の臨床研修センター長になる事を知り、これはもう行くしかない(笑)と決めました。

小棚木先生:理由は二つあります。1つ目は、県外の大学に行ったのですが、親から秋田で働いて欲しい、と言われたとき、生まれ育った秋田に恩返ししたいと思うようになったことです。二つ目は、自分がどこで働きたいかを考えたとき、第三次救急病院で働きたい、と強く感じたことです。

山中先生:市内の病院で就職先を考えていました。なんとなく直感で秋田赤十字病院が良いな、と(笑)。1つ上の部活の先輩が秋田赤十字病院で働いていたことも決め手です。

02 秋田赤十字病院初期臨床研修の魅力

太田先生:私は結構いろいろ怖がりなんですけど(笑)。ここで研修をやり遂げられたという実感が今の自信につながっていると思います。また少し先の話ですが、私の分野では数年前から小児科専門医の資格取得に論文作成が必須となりました。ここでは初期研修の段階からそのような論文作成などの学術面での指導も臨床研修と一緒にしてもらえたりもします!

齊藤先生:研修医のうちから、いろいろとやらせてもらえることですね。私は初期臨床研修修了後、他病院二か所で働きましたが、そこで困ることが無かったです。むしろ、他院には無かったマニュアルなどを作ることもでき、状況に応じて使える知識や技術を持っていることを実感できました。また、秋田赤十字病院は発表や論文の機会が多く与えられているので、すごく勉強になります。

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小棚木先生:初期研修修了後に特に実感しましたが、しっかりと知識や技術が身についているので、対応に困らないなと思いました。地域医療研修先の病院から「秋田赤十字病院の研修医は良くできるよね」と言われたときは、とても嬉しかったです。秋田赤十字病院には、いろいろな診療科があり、研修中に自分がやりたい領域を検討できることもよいと思います。

山中先生:私は研修期間終盤で出産しましたが、周りのサポートもあり、産休直前までいろいろとやらせてもらえて良かったと思いました。無理をしない範囲で初期臨床研修を行わせていただきました。あと、秋田赤十字病院は日本赤十字社系列で行う日本赤十字社医学会総会の全国大会で症例発表をさせてもらえることも良い点だとおもいます。

03 医師人生とライフイベント

太田先生:私も3人の娘がいますが、周りの環境にも助けられ、しっかり(?笑)仕事が出来ています。個人的には、初期臨床研修中に妊娠や出産を経験された先生方全員が、個々の状況に合った形で、研修の継続・中断・再開等の判断をされ、そして最終的に問題なく修了されており、ここの臨床研修のflexibilityも感じています。

齊藤先生:秋田赤十字病院は、様々な専門医研修施設の認定を受けています。外科領域の専門医は認定病院の症例数が求められますが、症例数に困ることはありません。どの領域でもしっかり専門医の資格が取れるので、働く環境として恵まれていると思いますね。

小棚木先生:症例数に困ることはなく、専門医の資格が取りやすいです。周りから手厚い指導も受けられます。

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山中先生:私は1年目で結婚して、2年目で出産しました。4か月の産休後、消化器内科で働いています。見学に来る学生からよく出産のことや育児をしながら仕事を続けることへの質問を聞かれます。周りのサポートがしっかり受けられることは伝えておきたいですね。あと、私はいわゆる医局に所属していないのですが、所属していなくても専門医を取るのに苦労をしない。専門医の要件を満たしやすいこともありがたいと思っています。育児もキャリアも秋田赤十字病院なら、しっかり行えると思います。

04 医学生へのメッセージ

太田先生:おひとりおひとりの初期臨床研修後の長―い医師人生まで考えた上で指導してくれる先生がたくさんいる病院だと思っております。お待ちしています!

齋藤先生:当院へ来れば、何でも出来るし、間違いないです。

小棚木先生:今は座学に集中して目の前の国家試験をクリア出来るよう頑張ってください。研修先で悩んでいたら是非当院へ来てください。全力でサポートします。

山中先生:当院ホームページを見たという直感を信じて、是非ご検討ください。