診療科・部門・センターのご紹介

救命救急センター 救急科

概要

秋田赤十字病院救命救急センターは、重篤かつ複数の診療科にわたる救急患者さんへの高度な救急医療を24時間365日体制で提供する三次救急医療機関です。秋田大学医学部附属病院高度救命救急センターとの連携により、県全体の救急医療体制の充実を図っています。 また、ドクターヘリ事業の運用により、迅速な現場対応と病院間搬送を実現し、広域にわたる救急医療をカバーしています。高度な医療技術と専門スタッフにより、県民の皆様の安心・安全な医療提供に努めています。

最新の実績・取り組み

診療実績(最新データ)

当センターでは、救急車受け入れ件数が年々増加傾向にあり、5-6年前の平均と比較して年間700-800件の増加を記録しています。これは地域における救急医療需要の高まりと、当センターへの信頼の証でもあります。

地域医療連携の強化

二次医療圏内の中核病院との連携をさらに強化し、重症患者の積極的な受け入れ体制を構築しています。地域全体の医療ネットワークの中核として機能し、適切な医療資源の配分と効率的な患者搬送を実現しています。

救急医療体制の充実

ドクターヘリ事業 迅速な現場対応と搬送体制の強化
院内救命士の採用 救急現場経験豊富な専門職による医療の質向上
病院救急車の更新 最新設備を搭載できる救急車両による安全確実な病院間搬送

対応疾患・病態

  • 重篤な外傷(多発外傷、頭部外傷、胸腹部外傷等)
  • 急性心筋梗塞、重症不整脈
  • 急性期脳血管障害
  • 重症感染症、敗血症
  • 急性中毒
  • 熱傷
  • その他生命に関わる救急疾患

特殊医療設備

当センターでは、救命救急センターとして必要な各種高度医療機器を整備しています。

主要な救命設備

人工呼吸器 重篤な呼吸不全に対する人工呼吸管理
体外式模型人工肺 重篤な呼吸・循環不全に対応
血液浄化機器 急性腎不全・中毒・敗血症等に対する血液浄化療法
大動脈バルーン遮断術 外傷性出血性ショックに対応
体温管理システム 心肺蘇生後の体温管理療法
レベル1輸血装置・輸血搬送装置 緊急時の大量急速輸血に対応
血栓回収用機器 急性期脳梗塞に対する血管内治療
大動脈内バルーンパンピング 重篤な心不全・心原性ショックに対応
熱傷用特殊ベッド 重症熱傷患者の専門治療
災害用各種備品 日本赤十字社の災害医療資機材
臨床訓練シミュレーター 医療従事者の技術向上と教育

診断・治療設備

心臓カテーテル室 急性心筋梗塞等の緊急心血管治療
一般アンギオ室 脳血管・全身血管の緊急治療
MRI 2台 24時間対応可能な高精度画像診断

高気圧酸素療法装置

これらの一般的な救命センター設備に加え、当センターでは県内で唯一の高気圧酸素療法装置を配備しており、以下の疾患・病態に対応しています。

  • 減圧症(潜水病)
  • 一酸化炭素中毒
  • 空気塞栓症
  • ガス壊疽
  • 突発性難聴
  • 放射線壊死
  • 難治性潰瘍

厚生労働省充実段階評価

当センターは、厚生労働省が実施する救命救急センター充実段階評価において、継続的に高いA評価を受けています。

教育・研修体制

救急救命士教育

  • 消防本部救急救命士の病院実習受け入れ
  • 救急救命処置の指導・研修

医学教育

  • 救急科専門医研修プログラム
  • 初期研修医・後期研修医の救急医療教育
  • 医学生の救急医学実習

おおむら のりゆき

大村 範幸

役職 救命救急センター長
資格 日本救急医学会救急科専門医 日本外科学会外科専門医・指導医 日本消化器外科学会消化器外科専門医 日本消化器病学会認定消化器病専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本腹部救急医学会腹部救急認定医 ATOMインストラクター 臨床研修指導医 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了

なかはた じゅんいち

中畑 潤一

役職 副院長(兼)救急科部長
資格 日本内科学会認定総合内科専門医 日本循環器学会認定循環器専門医 臨床研修指導医

さとう ゆうた

佐藤 裕太

役職 救急科副部長
資格 日本救急医学会救急科専門医 日本航空医療学会認定指導者 日本病院総合診療医学会認定病院総合診療医 JPTECインストラクター JATECインストラクター  ICLSディレクター 臨床研修指導医

こばやし あきひと

小林 昭仁

役職 救急科副部長
資格 日本外科学会外科専門医 日本医師会認定産業医 臨床研修指導医 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了

①救急患者数(令和3年-令和7年)

区分 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年
外来 男性 5,076 6,151 6,289 6,280 5,754
女性 5,629 6,670 6,306 6,740 6,282
総計 10,705 12,821 12,595 13,020 12,036
入院 男性 1,893 1,682 1,739 1,873 1,902
女性 1,792 1,598 1,790 1,734 1,867
総計 3,685 3,280 3,529 3,607 3,769
総計 男性 6,969 7,833 8,028 8,153 7,656
女性 7,421 8,268 8,096 8,474 8,149
総計 14,390 16,101 16,124 16,627 15,805

②受診区分別患者数(令和3年-令和7年)

区分 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年
外来 交通事故 308 214 230 250 227
急病 8,035 10,348 10,035 10,441 9,708
その他 2,362 2,259 2,330 2,329 2,101
総計 10,705 12,821 12,595 13,020 12,036
入院 交通事故 48 35 35 46 52
急病 2,993 2,772 2,997 3,050 3,200
その他 644 473 497 511 517
総計 3,685 3,280 3,529 3,607 3,769
総計 交通事故 356 249 265 296 279
急病 11,028 13,120 13,032 13,491 12,908
その他 3,006 2,732 2,827 2,840 2,618
総計 14,390 16,101 16,124 16,627 15,805

③救急車搬送応需率(令和3年-令和7年)

区分 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年
要請 3,180 3,309 3,932 3,987 4,119
応需 3,109 2,799 3,443 3,607 3,679
不応需 71 510 489 380 440
応需率 97.8% 84.6% 87.6% 90.5% 89.3%

注)施設車・民間救急車での搬送は含まない
注)ドクターヘリおよびドクターカーで当院へ搬送された救急患者を含む

④救急車搬送応需内訳(令和3年-令和7年)

区分 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年
外来 1,486 1,298 1,730 1,858 1,729
入院 1,623 1,501 1,713 1,694 1,824
総計 3,109 2,799 3,443 3,552 3,553

⑤救急車搬送不応需内訳(令和3年-令和7年)

区分 令和3年 令和4年 令和5 令和6年 令和7年
他傷病者対応中 19 43 77 76 86
受入ベッド無 36 261 228 144 27
専門医不在 5 16 67 83 27
その他 11 190 117 77 297
総計 71 510 489 380 437

(参考)

区分 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年
施設救急車 16 12 10 8 12
ヘリ 86 105 67 67 76

※1)③の表の他に、県内・県外医療機関の救急車及び県外民間業者の救急車により搬送された救急患者数
※2)③の表のうち、ヘリコプターにより搬送された救急患者数